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アメリカの生クリームで美味しく綺麗なケーキを作るコツ

2021年2月2日火曜日

パン作り・材料

ウンチクを飛ばしてまとめを先に見たい方はページの最後へ!

随時、追記·修正·更新しております。転載や盗用はご遠慮ください。部分引用の際は必ずページリンクを記載いただきますようお願いいたしますm(_ _)m

デコレーション用のアメリカの生クリームはこれ。

Heavy Whipping Cream(ヘビーホイッピングクリーム)


乳脂肪分はおよそ36〜38%

ホイップを安定させるための添加物(安定剤と増粘多糖類)が入っている物が多いです。
日本人的にはHeavyと言うほどでは無く、ケーキ用としてはやや軽め。

ついつい何度も表面をなでてしまう私のような初心者にはナッペはしやすいですが、しっかり角のついた絞りにはなりにくい。。。


日本の生クリームとの違い


日本のケーキ用クリームは脂肪分42~45%あたりが一般的。

アメリカのケーキ用生クリームでいちごのショートケーキを作ると、ちょっと物足りないというか安物くさい感じになるのは、この脂肪分のせい。

Nakazawaのウェブサイトより
『苺のショートケーキのような、クリームが主役のケーキには乳脂肪分40%以上のクリームを使います。乳脂肪分が低いと、物足りない味になってしまうからね』



アメリカのクリームの種類と使い分け


いちおう、下記6種類あることになってますが、赤字の3つくらいしか店頭では見かけません。5のダブルクリームは高級店に少しあります。


以下、こちらの英文サイトからの要約です。


1.Half and Half  (ハーフ&ハーフ)

ホールミルクとクリームを半々で混ぜたもの。一般的にコーヒー用として使われる。泡立て不可。  
乳脂肪分 12%(10.5~18%)


2.Single Cream ( シングルクリーム)

Light Creamとも呼ばれる。コーヒークリーム、テーブルクリーム、お菓子や料理の原材料として使われる。乳脂肪分が30%なら泡立てることができるが安定しない。あまり一般的ではない。乳脂肪分 20%(18~30%)

3.Whipping Cream (ホイップクリーム)

泡立てもギリギリ可能だがヘビークリームほど硬くはならない。トッピングやフィリングとして使用する。 乳脂肪分 30%

4.Heavy Cream /Heavy Whipping Cream(ヘビークリーム)

しっかり泡立てると形を保つことができる。乳脂肪分 36~38%

※脂肪分が分離しやすいので容器から出す前に軽く混ぜましょう。

5.Double cream (ダブルクリーム)

ホイップ用としても使用できるが、濃厚過ぎてオーバーホイップになりやすい。乳脂肪分 48% 

6.Clotted Cream (クロテッドクリーム)

  (Devonshire/Devon Cream:デボンシャークリーム)
 濃厚で黄味がかったクリーム。伝統的にイギリスでは紅茶とスコーンに添えて出される。 乳脂肪分 55〜 60%


殺菌方法によって風味が違う


Pasteurizedの方が乳風味、ホイップの食感、保形が良い。

Ultra-pasteurizedのヘビークリームは280℉に加熱されて不安定なので、しっかりした形が求められる場合には向いていない。


ヘビークリームがゆるい時はマシュマロを


手っ取り早くアメリカのホイップクリームをしっかりさせるには、溶かしたマシュマロを加えます!(アメリカではゼラチンの代わりにマシュマロを利用することが多いです

What's Cooking America】によれば、

1カップのヘビークリームにマシュマロフラフクリーム(Marshmallow fluff)を大さじ2杯加えてホイップする。

もしくは、

1カップのヘビークリームをホイップし、ホイップの終わり近くで溶かしたマシュマロを一個加える。

※マシュマロフラフクリームは日本でも一時話題になったコレ☞🔗



ホイップクリームの乳脂肪分を高くする方法


Double Cream(ダブルクリーム)やClotted Cream(クロテッドクリーム)をHeavy CreamあるいはWhipping Creamに少し加えてホイップします。

ダブルクリームもクロテッドクリームも濃厚な生クリームなので、残ったものはお菓子や料理に利用できます。


乳脂肪率が高くなればなるほど濃厚で美味しいですけど、オーバーホイップになりやすく乳脂肪が分離してボソボソになる(バターになる)のでほどほどに。。。


まとめ


アメリカのホイップ用生クリームは「Heavy (Whipping) Cream」です。

が、日本のいちごのショートケーキのような”生クリームメイン”のケーキにはちょっと軽くて物足りないし、ゆるくてダレやすい。

  • 殺菌方法が2種類あるので、あればPasteurizedUltra-pasteurized)を選ぶ。
  • マシュマロに含まれるゼラチンを利用してホイップをダレにくくする。
  • 乳脂肪分の高いクリームを混ぜて、濃厚なホイップクリームにする。

「乳脂肪分はこのくらいの方が軽くて好き」という方には、、、
 ↓
ヘビークリームにマシュマロを加えて保形性を良くする方法がおすすめ。


「もっと濃厚な美味しいクリームにしたい」という方には、、、
 ↓
ヘビークリーム(もしくはホイッピングクリーム)にダブルクリームを加えるのがおすすめ。

目安は、300gのヘビークリームにダブルクリームを大さじ2杯くらいです。



残った生クリームの利用方法
ダブルクリームは、チョコレートやジャムなどを加えるととーっても美味しいクリームになります。ぜひバターの代わりに、シンプルなパンに塗って食べてみてください!

ヘビークリームは、冷凍がおすすめです。冷凍後はホイップクリームとしては使用できません(脂肪粒が分離してザラザラする)が、ホットドリンクや料理など温めるものには使用できます。

①砂糖無しで6〜7分立てくらいにホイップする(分離しにくく割りやすい)。
②ジップロックに入れて薄く広げて素早く冷凍する。
③カチカチに凍る前に適当な大きさにバキバキ割っておくと使いやすいですが、そのままカチカチに凍らせて使う時に適当に割ることもできます。

冷凍庫にいつでも生クリームがあると、シチューやカレーやスープ、ココアやコーヒーなどに簡単に少しだけ加えることができてとっても便利ですよ😉


アメリカでも美味しいいちごのショートケーキ🍰が食べたかったら、、、

これ見て作ろう!

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