前々回の投稿の続きです。
ウクライナとロシア、イスラエルとガザ、レバノン、イラン。
終わりの見えない戦争が続く。
ロシアに2年、アメリカに5年暮らし、世界の仕組みのことが少しわかるようになりました。だからこそ、隣り合う国同士の長く複雑な歴史を背景としたいがみ合いについての本質を理解することは、当事者以外にはとてもとても難しいことだと思います。
民族、宗教、政治、戦争の背景にはそれらが複雑に絡んでいる。
ニュースでもそう報道されるし、そうなんだろうな、と多くの人が思っている。私も含め。大統領選に影響が及ばないよう、アメリカも今は動きを控えています。
でも、先日、解説番組を見ていてハタと気が付いた。
この戦争の根本はもっと単純。影響力を失いつつある独裁者のエゴなんだ、と。
プーチンは実権を握って25年。ネタニヤフ政権もなんやかんや20年くらい?
世代交代とともにだんだん不満分子の勢力が大きくなる。矛先をかわすのに一番手っ取り早いのが敵意を他に向けさせること。現状に不満を持つ人々は、ちょっとしたことで暴発します。今時、情報操作なんていとも簡単。トランプもプーチンもネタニヤフも、戦争に反対する人々が例える姿はどれも「ヒトラー」。プロパガンダで民衆を扇動しようとする意図を、知恵ある国民はわかっているのですね。
始めたリーダーにとっては、やめればそれが自分の終わりでもあるわけで、何等か恰好のつく結果を出して民衆が再び自分に向くことを願ってやり続けるしか術がない。
民族とか宗教とか歴史とか政治とか、そんなことは方便でしかないのだと、今更気づく。私も”フェイクのクロワッサン”に騙されていたうちの一人なのか、、、と。そんなことで多くの罪の無い人たちが命を失っているのか、と。傷ついて泣いて暮らしているのか、と。
権力とはなんなんですかね?
日本の政権は短命で有名でしたけど、安部政権は長く続いた。結果、統一教会とのズブズブの関係、裏金問題、とやっぱり「闇」がはびこった。こんなこと言ったら怒られちゃうかもですけど、銃撃事件がそれらを表に引っ張り出すキッカケになったわけで、とうとう派閥解散、長老引退、どす黒の安部派一掃、、、となって、一応の粛清はなされた。これ、結果論なわけで、あの事件が無かったらどうだったんでしょう。
私はたまたま運よく夫について海外で暮らすという経験ができましたけど、多くの若い人たちが世界に出て、世界を見て、正しい情報を伝えられる人になることを願ってやみません。
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