🍔今日のアメリカ
11月のアメリカ中間選挙に向けて、共和党の焦りが見え始めています。
これ、ちょっとえげつない。
二人とも次の大統領候補を狙ってると言われている、フロリダ州とテキサス州の知事が、フロリダからは飛行機でマサチューセッツ州へ、テキサスからはバスで40時間かけてワシントンDCのハリス副大統領の公邸前へ、それぞれ自分の州に入ってきた移民を”送り付けた”。
「トランプ元大統領が引き締めていた移民の流入を民主党が緩めたから、次から次へと入ってきてこっちは大変なんですよ。こっちにばっかり負担させないで北部州でも面倒見てくださいよ~。交通費はこちらが負担しましたから後はよろしく頼みますね~」
てな感じですかね?
意外に頑張ってる?!バイデン大統領
バイデン大統領の支持率はインフレで下がっていましたが、インフレ対策法案は通したし、ガソリン価格も劇的に下がってこの辺りはもう3ドルを切りました。
気候変動対策、学生ローン援助など、目に見える形でそれなりに成果をアピールし続けているので、在米歴の長い日本人の方々から「よくやってる」という声が聞こえてきます。
選挙結果はいつだって蓋を開けてみるまでわかりませんが、民主党系メディアにも最近は余裕が感じられる気がします。
共和党は頼みの「トランプ」もいまや爆弾と化し、「中絶禁止」くらいしか手持ちの駒がありません、、、
民主党の弱みはハリス副大統領?
そこで目をつけられたのが、ここのところすっかり影が薄いハリス副大統領。
政治経験が浅く外交経験も無いハリス副大統がバイデン大統領に与えられた宿題が「移民対策」
アメリカの移民問題って本当に難しい。私もあまりよくわかりません。
でもね、アメリカでこういう仕事をしているのはほぼ中南米からの移民です。ミシシッピでも黒人なんか見ませんよ。危険な建築系の仕事をしているのはヒスパニックです。
アメリカの労働の担い手は「奴隷」から「移民」へ
ゴミの収集とか、食肉加工とか、農作業とか、そういう仕事は移民にタダ同然でやってもらっているからこそ、アメリカにはお金持ちがたくさんいるんです。
かつての「奴隷労役」が「ヒスパニック移民労働者」に変わっただけ。
2020年の秋に行った『ピーナッツ農園』で採れたて落花生の加工作業をしていたのは”全員”ヒスパニックの人たちでした。
※私はスペイン語がわかるので、会話を聞けばヒスパニックとわかります。
フロリダもテキサスも経済が豊かでお金持ちが多い共和党州。安い労働力は必要だけど、自分たちの税金が貧しい黒人や移民のために使われるのはイヤ。ミシシッピ州の水道問題もそう。先日テキサスで小学生19人が無くなった銃乱射事件もヒスパニックの小学校でした。彼らのために白人警官が命を無駄にする必要はない、という背景が潜みます。選挙権は豊かな白人共和党員だけが持てば良く、あとは英語の読み書きができない労働者だけいればいい。
そういうことなんでしょうね。。。
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