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ジョンソン・エンド・ジョンソンワクチンはデルタ株に弱いのか?

2021年7月2日金曜日

コロナウイルス関連

🍔今日のアメリカ

先日のブースターショットの続報です(前の投稿はこちら⇒🔗)。



「J&Jワクチンの防御機能は2回接種ワクチンより弱い」?


こちら↓はロイターの6月28日付の記事


"There's no doubt that the people who receive the J&J vaccine are less protected against disease," than those who get two doses of the other shots, said Stanford professor Dr. Michael Lin. 

スタンフォード大学のマイケル・リン教授は「2回接種のワクチンを受けた人に比べ、J&Jワクチンを受けた人の防御が弱いことは間違いない」と話した

Rasmussen, who declined to be interviewed, encouraged Americans who received the J&J vaccine to talk to their doctors about a possible second shot.
"If you live in a community with overall low vaccination, I'd suggest you strongly consider doing so," she tweeted.

ラスムーセン博士は、J&Jワクチンを受けたアメリカ人に対し、「追加接種の可能性について医師に相談することをオススメします。ワクチン接種率の低い地域に住んでいるなら、それについて検討することを強く推奨します。」とツイートした。


こちら↓は「CBSロサンジェルス」の6月29日付の記事


Campen, an ER doctor at Providence St. Joseph’s Medical Center in Burbank, tells CBS Los Angeles that she and her colleagues across the country are noticing a trend.
“The ones that are vaccinated, though, that end up testing positive, 9 times out of 10 are in patients that have received the J&J vaccine,” she said.

ERドクターのカンペン先生は、彼女と全国の同僚がある傾向に気づいていると話した。「ワクチンを受けたものの結局陽性判定となったケースの10回に9回は、J&Jワクチンを受けた患者だ。」



「J&Jのワクチンはデルタ株にも有効」?


一方、CNN日本語版の7月1日の記事から、ドクターファウチのコメント。
ファウチ博士は、米ジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンはデルタ株に有効である可能性が非常に高いと指摘。しかし、これを裏づける十分な研究がまだなされていないともした。

ジョンソン・エンド・ジョンソン社と同じ製造方法を導入している英アストラゼネカ社のワクチンは2回分の接種でデルタ株に約88%の有効性があると説明。このことからジョンソン・エンド・ジョンソンのワクチンも同様の効果を有すると考えるのが合理的だとした。


先日の記事に書きましたが、アンジェラ・ラスムーセン博士は、アストラゼネカ製ワクチン1回接種の脆弱性をJ&Jワクチンと比較した仮説に基づいて追加接種したと話しています。

そもそもアストラゼネカは2回、J&Jは1回、と条件が違うので、ファウチ先生の説も納得できます。

 

さらに、こちら↓最新情報です。7月2日CNN日本語版より。


米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は1日、同社の新型コロナウイルスワクチンによる免疫は、少なくとも8カ月間持続すると発表した。「デルタ」と呼ばれる感染力の強い変異株に対しても適切な予防効果があると思われるとしている。


ニューヨークタイムズは、「The vaccine also produced long-lasting immune responses, researchers said. Booster shots seem unnecessary, at least for now. (J&Jワクチンも)長期間の免疫反応を生み出し、少なくとも今のところブースターショットは必要無さそうだ、と研究者は話した」と書いています。



アップデートした方がより安全?


一部のお医者さんたちは、実体験を通して”J&Jのデルタ株への脆弱性”を危惧してm-RNAワクチンを追加接種している。

言うなれば、アップデートですね。


異種ワクチンの接種についてアメリカではまだ検証しておらず、CDCからは「推奨しない」旨のコメントが出されていますが、すでにドイツではメルケル首相もアストラゼネカ+モデルナの組み合わせで受けています。


幾人かの専門家から「追加接種を勧める」なんていうコメントが出ると心配になりますが💦、もうしばらく情報のアップデートを待つとしましょう。
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