母が亡くなって今日で2週間です。
えっ!もうそんなに経ったんだ。。。
退院前、入院していた大学病院の担当医にお尋ねしたところ、「この年齢のこの病気の場合、一般的な余命は半年です」というお答えをいただきました。
ぴったり半年後の同じ日付けに亡くなった母の几帳面さが少し可笑しく思えます。
実家の母の作業スペース周辺には、どっさり「おくすり手帳」が積まれてました。そのほかにもあっちからもこっちからも束が、、、
喘息の公害認定、抗生物質に対する薬物アレルギー、帝王切開二回、子宮筋腫、膠原病からサルコイドーシス、不整脈による緊急手術でペースメーカー埋め込み、その傷口の化膿による再手術、サルコイドーシス悪化による原因不明の痛み、視野狭窄、顔面麻痺、鼻腔リンパ腫の放射線治療、緊急気管切開、転移リンパ腫の化学療法、、、
書き洩らしてるのもあると思います。私はあまり母の側にいなかったから。
その間の、祖父母の介護、親族間の揉め事、子供の大学中退、離婚、流産、転職、海外転居、、、
このおくすり手帳の束の意味するところです。
離れて暮らす時間が長くなるにつれ、私も母も互いに心配をかけたくないと思うあまり、必要な事以外の連絡を取り合わなくなりました。何十年も前から「いついなくなるかわからない」という気持ちは常に私の心の片隅にあり、私自身の心を守るために、母についてあまり考えないようにしていたところもあります。
結果、寂しさはもちろんありますが、『喪失感』のようなものはありません。物理的な距離は心の距離でもあるんですね。娘の私より、最後まで面倒を見切った弟の方がこれから苦しむのではないかと少し心配しています。
高齢の父は、ただ淡々と受けてめているように見えます。少しでも長生きして欲しい気持ちと同時に、「具合が悪い」と言い続ける母に長年連れ添うのはストレスでもあったでしょう。寂しさと安堵感、父は今そんな感じなのかもしれません。父が喪失感を感じるのは、もう少し先になってからでしょうか。
読んでいただきありがとうございました。最後にブログトップの応援ボタンを押してくださると嬉しいです。お互い良い一日になりますように(^^♪
0 件のコメント:
コメントを投稿